書評

世の中の「理不尽」を解き明かす『無理の構造』 無料で読む方法も合わせて紹介します!

kamotani
『無理の構造』の魅力を紹介します

この記事では『無理の構造』の紹介と、読了後にできる実践方法や無料で楽しむ方法について紹介します!

 

「無理の構造」は作家でありビジネスコンサルタントでもある細谷功(ほそやいさお)さんによる、「世の中の理不尽」を解析する書籍です。

 

細谷功さんの主な著作に「地頭力を鍛える」「具体と抽象」など、「考えること」をテーマとした作品が多くありますが、本書はというと、世の中の理不尽について考え理解するといった内容になっています。

 

特に「頑張っているのに会社での評価が低い」「考えてやっているにも関わらず上手くいかない」などの悩みがある方はぜひおすすめの内容です。

 

また、本書の内容の要約を紹介するとともに、期間限定にはなりますが「無理の構造」を無料で楽しむ方法も紹介します!



「無理の構造」がおすすめなのはこんな人

こんな方におすすめ

  • 会社・学校などで理不尽な目にあった・あっている
  • 努力を重ねているにも関わらず上手くいかない
  • 世の中のルールや法則について考えるのが好き

世の中には「理不尽」といわれる事柄は少なくなく、職場や学校などで理不尽と感じたことは、誰でも一度はあるのではないでしょうか。

 

本書ではそのような「理不尽」と向き合い理解するために、以下の2つを目的として掲げています。

 

①理不尽を可視化すること

 

②理不尽に抵抗するための無駄な努力をなくすこと

 

理不尽なことが発生する原因を、理(ルールや法則)に逆らうことで「無理」が発生しているためとして、この「無理」を解析することで、理不尽に抵抗するための無駄な努力をなくすことを目的としています。

 

そしてその方法を一言で説明すると、「私たちの頭の中の思い込みを払しょくする」ことです。

 

その内容を詳しく見ていきたいと思います。

抵抗が無駄に終わる原因の一つは、「自然な流れや法則に逆らっている」ことにあり ます。 つまりどこ かに「 無理」 があるという こと なの でしょ う。

その無理の構造を明らか に する ことができれ ば、抵抗が無駄に終わる根本原因を突き止めることができ そう です。その原因を解き明かすために本書では、読者の頭の中の「コペルニクス的転回」に挑戦します。

一言で説明しましょう。「 理不尽なのは、『世の中』なのではなくて『 私たちの頭の中』である」というのが本書のキーメッセージです。

「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する より

理不尽を発生させる「世の中の理とは」

世の中にはルールや法則があります。

 

それは法律といった多くの人が従わなければ罰則が与えられるものから、会社での慣例や決まりなども含め様々なものがあります。

 

そういった世の中や社会、あるいは社会の一部を支配しているルールを本書では理としています。

 

「理不尽」とはいわば、理に反している状態であり、多くの人はそんな理不尽に対面したとき、「そんな世の中のルールがおかしい」と前提で考え始めますが、本書ではその前提を深堀するにようになっています。

 

「おかしいのは本当に理(世の中のルール)なのか?私たちの考え方、視点に大きな勘違いがあるのではないか?」というのが本書の大きな特徴です。

 

そして本書では、その勘違いの原因が「対称性の錯覚」という仮説を立てて進行していきます。

 

この「対称性の錯覚」とは一体どういったものなのか、次の章で紹介していきます。


勘違いの原因は「対称性の錯覚」

「対称性の錯覚」とはあまり聞きなれない言葉ですが、「本来同等ではないものを同等と思い込んでいる(そしてそれに気づいてない)」という状態を指します。

 

本書では、人間は気づかないうちに、実際には対象でないものを対象と思い込んでおり、それが理不尽を生み、同時に理不尽に抵抗するための無駄な努力を生み出す、と説明しています。

 

世の中の様々な事象は「対称性」のものと、「非対称性」があります。

 

「非対称性」のものとは、「同等のようで中身をよく比べると実は違う性質を持っているもの」を指します。

 

例えば「善と悪」。これは小学生でもわかる対立構造で、一見対称にも見ますが中身を見ると全く違う性質を持っていることが分かります。

これらは小学生でもすぐに答え られるような「反意語」であり、同等かつ反対の概念のように思えますが、実はこれらの間にもさまざまな非対称性が存在しています。

「 良いことでニュースに出るのには何年もかかるが悪いことなら一瞬で出てしまう」ということ や、

「 一つの善事で世の中はなかなか変わらないが一つの悪事で世の中は一瞬で変わる」( テロのあとのセキュリティ対策など)、 といったことです。

細谷 功. 「無理」の構造 ―この世の理不尽さを可視化する  より

この「善と悪」以外にも、たくさんの非対称性が存在しており、中には先に紹介したような「無駄な抵抗」の原因になってしまう非対称も存在します。

 

具体的な例を挙げると「具体と抽象」が挙げられます。

 

「具体と抽象」に関しては、本書の著者である細谷功さんの著書「具体と抽象」に詳しく紹介されていますが、大まかに以下のような性質をもったものになります。

具体 抽象
・直接目に見える

・「実体」と直結

・一つ一つ個別対応

・解釈の自由度が低い

・応用が利かない

・「実務家」の世界

・直接目に見えない

・「実体」とは一見乖離

・分類してまとめて対応

・解釈の自由度が広い

・応用が利く

・「学者」の世界

もっと詳しい紹介に関しては、以下の記事で「具体と抽象」の記事を要約していますので、ご興味のある方はご一読いただければと思います。

『具体と抽象』要約 ~抽象化で得られる2つの視点~

続きを見る

おおまかに説明すると、具体は目に見えるもの、抽象は多くの具体から共通の特徴を抜き出しパターン化したもの、になります。

 

例えば製造業の中でこの「具体と抽象」を当てはめてみると、「具体」は作業員の製造作業がそれに当てはまります。

 

それに対し「抽象」とは理念やルールなどが当てはまります。

 

そしてこの「具体と抽象」の非対称性として重要な性質として、「人間は一度法則化・ルール化すると、たとえ陳腐化してたとしても使い続けてしまう」といったものがあります。

 

これを上記の製造業の中に当てはめて考えると、作業員の作業の内容(具体)を改善することは承認されやすいが、ルールや慣例(中小)に関しては、どれだけまっとうな理由があっても、人間特有の「法則は変えたくない」という心理が働き、理不尽が生まれやすくなってしまう、ということになります。

 

そのことを意識しないと、「なぜ効率性は上がるのに承認されないのか」という無駄な努力を生む結果となってしまいます。

 

このように、対象に見える内容でも、変えようと思った時にかかる力が膨大に異なるものがあり、それを意識する視点を本書は与えてくれる内容となっています。

「無理の構造」を無料で楽しむには「Amazon Kindle Unlimited」がおすすめ!(2020年5月現在)

ここまで紹介してきた「無理の構造」ですが、2020年5月の段階では「Amazon Kindle Unlimited」に登録することで電子書籍版を無料で読むことができます!

 

また、Amazon Kindle Unlimitedは登録後30日間の無料お試し期間があるので、その期間内であれば無料で楽しめます(お試し期間後は月980円)。

 

その他にも漫画や雑誌など、10万を超える様々なタイトルが対象となるので、気になる方は以下の記事をチェックしてみてください!

気になるタイトルを探して始めよう!Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」のレビュー

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終わりに

「無理の構造」に関する紹介は以上になります。

 

この記事で紹介した内容はほんの一部ですが、「考えること」を深掘りし、新しい視点を与えてくれる良書となっています。

 

2020年5月現在、AmazonのKindle Unlimitedにて30日間無料で楽しむことができるので、この記事をみて本書の内容は気になった方は是非手に取っていただければと思います!

気になるタイトルを探して始めよう!Amazonの電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」のレビュー

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ここまで読んでいただき、ありがとうございました。




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