シンセサイザー入門

シンセサイザー入門① ~シンセサイザーの基礎知識・基本構成~

kamotani

シンセサイザーの構造について紹介します!

 

 

本記事は『シンセサイザー入門Rev.2 音作りが分かるシンセの教科書』を参考に、シンセサイザーについて徹底的に解き明かしていく連載第1弾です!

 

 

シンセサイザーは理論上どんな音でも出せる分、ギターやピアノなどの楽器より操作が複雑で、それが音作りがうまくいかない原因にもなります。

 

この記事ではそんなシンセサイザーの基礎知識として、「シンセサイザーとはそもそもどういうものなのか」「いったいどうやって音をだしているのか」という点を深掘りしていきたいと思います!



この記事がおすすめなのはこんな人

こんな方におすすめ

  • シンセサイザーに興味がある
  • シンセサイザーの成り立ちに興味がある
  • これからDAWによる作曲を始める

先述した通り、本記事ではシンセサイザーの基本情報を紹介したいと思います。

 

なお、シンセサイザーには大きく分けて3種類あります。

 

一つは1から音を作り出し加工まで行う「アナログシンセサイザー」。

 

あらかじめ音が登録されており、登録された音を選んで使う「デジタルシンセサイザー」。

 

上記2つのシンセサイザーをソフトウェアアプリケーションとしてモデリングした「プラグインシンセサイザー(ソフトウェアシンセサイザー)」などがあります。

 

この記事で対象とするのは「アナログシンセサイザー」についてです。

 

ただ、アナログシンセサイザーはシンセサイザーの原点といえるものであるため、その構成や機能を理解することは、デジタルシンセサイザーやプラグインシンセサイザーの理解にも直結します。

 

僕もそうであるように、今プラグインシンセサイザーを使う方が多いと思いますので、そういった方にも約に立つ内容と思います!

シンセサイザーの基本情報

まずは「シンセサイザーとはなにか?」という点から紹介していきたいと思います。

 

シンセサイザー(synthesizer)とは「シンセサイズ(synthesize)」という動詞と、「~する人・もの」を表す「-er」の接尾辞がついた名詞です。

 

それではシンセサイズがどういう意味なのかというと、以下をご覧ください。

シンセサイズ

◆synthesizeとは

主な意味:(…を)総合する、統合する、(…を)合成する、合成して作る

英和辞典・和英辞典『Weblio』より抜粋

上記のことから、「シンセサイザー」とは「音を合成する楽器」となります。

 

ここでいう「合体」とは、ギターやベースなどを合わせて演奏する、というものではありません。これは「ミックス」とか「混在」という表現が適切です。

 

「合体」とは、もう少しレベルの高い範囲で、ちょっと難しいですが、「波形」だとか「周波数」といったものを組み合わせる、という意味です。

 

なので「シンセサイザー」とは、振動や音の基本となる波形などを合成して音を作る機械、となります。

シンセサイザーの基本構成

アナログシンセサイザーは発売された当初、『モジュラー・シンセサイザー』という形でした。

 

これは波形を作ったり音を加工したりできるパーツ(モジュール)を、ケーブルで接続して最終的に音を出す、という方式(パッチング)です。

 

以下は現在当たり前になっているシンセサイザーの内部構成です。

 

まずはオシレーター(VCO)で基本となる波形を選択し、フィルター(VCF)で不要な音(倍音)をカットし音を加工した後、アンプ(VCA)の送り音量設定したら外部に音が出力される仕組みです。

今当たり前になっているこの形ですが、当初のシンセサイザーはこの組み合わせ(接続順)も自由にできる仕様でした。

 

それから年月を経て「この形が一番効率がいい」ということになり、はじめから上記の図の構成になりました。

 

※余談にはなりますが、プラグインシンセサイザーの大手メーカー「Native Instruments」の最新プラグインシンセサイザーの「Massive X」は、このモジュラー・シンセサイザーのような形式が採用されています。

パッチング方式では自由度が高い分、熟練度が高くない人には難しいといったデメリットや先に紹介した「VCO→VCF→VCA」の組み合わせの音の作りやすさから、自然とその形に収まっていったようです。

 

ただ、これだけで複雑で多様な音が出せるかというとそうではなく、この組み合わせに「LFO」や「ENV」といったモジュレーションモジュールを加えることで、より多彩で時間経過によって変化するシンセサイザーならではの音が出せるようになります。

 

ただ、重要なことは、①シンセサイザーが音を出す仕組みは実はとってもシンプルであること、②モジュールごとに担当している役割があること、です。

 

それを意識することで理想の音作りに近づくことができます。

終わりに

ここまでシンセサイザーの基本的な内容について見ていきました。

 

この記事で触れたことは、シンセサイザーのほんの一部ではありますが、基本を知らなければ応用は難しいです。

 

次の記事で、シンセサイザーの重要なモジュールである「オシレーター」「フィルター」「アンプ」の機能について見ていきたいと思います。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!




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