
この記事ではデジタルノートアプリ「OneNote for Windows 10(以降OneNote)」の特徴と使い方を紹介します!
本記事の内容
・OneNoteの概要
・「OneNote Office 2016」との違い
・基本的な使い方と便利な3つの使い方
突然ですが、先日Surface pro7を購入しました。
Core i-7・フルSSDのため、以前使用していたPC(core i-5、HDD)と比べ動作には何の不満もなくサクサクです!
ただ、Surfaceの特徴といえばやはりタッチ操作。どうせならタッチ操作をフル活用したいということで、
Microsoftの無料デジタルノートアプリのOneNoteを使ってみたところ、とても使いやすく楽しい!
この記事ではそのOneNoteの使い方について、紹介していきたいと思います!
目次
そもそもOneNoteとは
OneNoteとは、ExcelやWordなどと同じOfficeシリーズのソフトウェアです。
Window 10には標準搭載されている、いわば「マイクロソフト標準のデジタルノートアプリケーション」です。
なお、OneNoteはマイクロソフトアカウントさえあれば無料で利用することができます。※インストールされていない方は以下からインストール可能です。
OneNoteは2種類あるが別のアプリのため注意が必要!
ちなみにOneNoteには、今回紹介するOneNote for Windows 10とは別に、「OneNote Office 2016」というアプリケーションもあります。
この2つのアプリですが、完全に別物なので、使い方の検索をする際に注意が必要です。
「OneNote Office 2016」は元々はExcel・Wordと同様に有料のアプリケーションだったのですが、2014年3月に機能制限付き無料版が発表されました。
2015年2月には無料版から機能制限が取り払われ、現在(2020年1月)では商用利用とローカル保存の可否みの制限となっているようです。
機能的にはOfficeに同封されるアプリケーションということで、ビジネスシーンでの利用も考慮してかかなり多機能になるようです。
この記事の中で紹介するのは「OneNote for Windows 10」となります。
この「OneNote for Windows 10」は「ペンとタッチ操作で自然な外観を実現するように設計」されていることが特徴です。
サッと鞄から取り出してメモをする、といった紙媒体の手軽さを意識してか、UIもとてもシンプルで使いやすいものになっています。
OneNoteの便利だと思う3つのポイント
この章ではOneNoteを使用していて便利だと感じた点をポイントにまとめ紹介します!
総評としては、「メモ・ノートをとる」ことに特化し、複雑な機能を取り払ったシンプルなノートアプリケーションです!
それでは実際にそのポイントを見ていきたいと思います!
メモを階層化できるため、運用・管理がしやすい
OneNoteでは階層管理が可能です。
階層とはパソコンでいうところの「フォルダ」みたいなもので、『ノートブック > セクショングループ > セクション > ページ > サブページ』の5段階の作成が可能です。
なお、セクションやページ、サブページは、ドラッグアンドドロップで簡単に別セクションや別ノートブックに移動することが可能です。

階層の作成は必ずしも必要ではありません。
テンプレート機能が便利&大量のテンプレートファイルが無料でダウンロードできる
個人的にOneNoteの最大の魅力はそのテンプレートの豊富さだと思います。
Microsoftの公式サイトでテンプレートを無料配布しており、OneNoteで検索すると大量にヒットします。
上記のURLで表示される一覧のうち、zipファイルがOneNote for Windows 10のテンプレートになります(それ以外はOffice版のテンプレート)。
zipファイルがダウンロードできたら任意のフォルダに展開します。
拡張子「one」のファイルを開くと、OneNoteのノートブック上に選択したテンプレートが展開されます。
ちなみに「2020 年度デジタル手帳 (月間・週間)」を、展開・ファイルを開くと以下のようになります。

Windowsが配布している手帳テンプレートの週単位のスケジュールサンプル。

Windowsが配布している手帳テンプレートの月単位のスケジュールサンプル。
上記画像は付属しているサンプルです。
主な使い方は、週間カレンダー(0月)を右クリックして「既定のテンプレートとして設定」をクリックして、そのセクションのテンプレートに設定します。
設定したら、任意の月間カレンダーを選択した状態で、「新しいページ(下)」を選択すると、設定したテンプレートで新規ファイルが作成されます。
その後、作成したファイルを右クリックし、「サブページにする」を選択すると、月間カレンダー配下に週間カレンダーを作成できます。

スケジュールを自由に書き込めことが可能。
後はタイトルに期間を入力すれば予定を記入するだけです。
上記ではテンプレートをダウンロードして設定しましたが、もちろん自分で作ったテンプレートを設定することもできます。
例えば2019年大ヒットしたメモの魔力風のメモであれば、ページにエリアを4つ分けるように線を引いて、罫線を表示状態にすれば作成することができます。

自分でテンプレートファイルを作ることも可能。様々な罫線の種類を挿入することができ、「ルーラー」を使用することでまっすぐな線が簡単に引けます。
そして手帳の時と同じように、既定のテンプレートに設定すれば、「メモ」セクションのテンプレートとして設定することができます。
この他にも、用途に応じて必要なスタイルのノートを作り、セクションのテンプレートとして設定するだけで、
幅広いニーズに対応できる自分だけのノートを作成することができます。
編集機能がシンプルで使いやすく、必要な機能はきっちり抑えている
先述したようにUIはかなりシンプルです。
ペンは「蛍光ペン」「鉛筆」「ペン」の3種類、色の種類は結構豊富です。
ちなみに僕はもっぱら鉛筆でメモを取ってます。
また、通常の保護フィルムでなくペーパーライクフィルムを使用すると、より紙に近い感覚で書くことができおすすめです!
挿入できるオブジェクトとしては、表、図形、画像やオーディオファイルなど、幅広く対応しています。
あと、個人的に助かるデジタルノートアプリのメリットとして、範囲選択してオブジェクトの移動ができる、という点です。
例えば何らかの特徴をメモに列挙する、といった作業をしているとき、後になって項目を追加したいケースなどよくあると思います。
その場合は描画タブの範囲選択でオブジェクトを選択して移動することができます。
範囲選択したオブジェクトは移動できるだけでなく、コピーや切り取りもでき、ほかのノートに挿入することも可能です。
この機能がかなりの頻度で役立つのでメモを後でまとめるときなど、積極的に使いたい機能です!
OneNote実践編 ~OneNoteと『メモの魔力』の合わせ技~
2019年ベストセラーとなった『メモの魔力』に書かれている内容を要約しました!
『メモの魔力』の中では紙のメモを使って「メモ術」の紹介がされていますが、個人的は「OneNote」が向いていると思います!
OneNoteを使用されている方でまだメモの魔力を読んでいない方は少しだけでも読んでいただければ嬉しいです!
メモの効力を最大に発揮するのは「記録」のためではなく「創造」のため、という本書のメッセージが伝わば幸いです!
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メモの魔力要約まとめ ~デジタルノートアプリとライフハックメモ術~
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おわりに
ここまでOneNoteの基本的な使い方を紹介しました。
他にもクラウドストレージを介しての複数人でのノート共有など、様々な機能を駆使してデジタルノートライフを楽しむことができます。
僕も学生時代はノートをとるのが嫌いでとても苦手意識があったのですが、今はOneNoteで楽しくノートをとることができています。
Surfaceをお使いの方はぜひ、OneNoteを試してみていただきたいと思います!
おまけ編 ~OneNoteのオプション機能(共有機能等)まとめ~
この記事で紹介した通り、OneNoteの基本機能はとてもシンプルで使いやすさを重視した設計となっています。
ただ、その他にも様々なオプション機能を備えています。
この記事の中で紹介しきれなかったオプション機能を以下の記事で紹介していますので、気になる方はご一読いただければ嬉しいです!
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「OneNote for Windows 10」の新機能・オプション機能まとめ
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