
この記事では「DAWで学ぶリズム打ち込み入門」より、3拍子というリズムパターンについて解説します!
本記事の内容
・今更聞けない3拍子と4拍子の違い
・3拍子でノリを生むベロシティ
・3拍子の様々なパターンを紹介
4拍子に次ぐ代表的なリズムパターンである「3拍子」は、様々な場所で使用されていますが、現代の音楽シーンでは4拍子に比べると耳にする機会は少ないかもしれません。
特にダンスミュージックでは4拍子が基本で、3拍子を使用することは少ないかもしれませんが、ポップスやロックではよく使用されているパターンです。
また、3拍子には4拍子には出せない独特の「ノリ」が存在することも事実です。
この記事ではそんな3拍子の基本から応用までまとめて紹介していきたいと思います!
3拍子とは
先にも紹介した通り、3拍子とは4拍子と同じリズムパターンの一つです。
4拍子については以下の記事で詳しく解説しています。
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DAWで学ぶリズム打ち込み入門① ~リズムの基本を図解とサンプル音源で分かりやすく解説~
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3拍子と4拍子の違いですが、1小節に拍が3つのものが3拍子、拍が4つのものが4拍子となります。
-小節とは(4拍子).jpg)
4拍子のイメージ。1小節に拍が4つ入っている。
-小節とは(3拍子).jpg)
3拍子のイメージ。こちらは1小節に拍が3つ。
拍の違い、言葉にすると大した違いがないようですが、4拍子と3拍子では「ノリ・グルーヴ」に圧倒的な違いがあります。
そのノリの違いをパターン別に見ていきたいと思います。
3拍子のリズムパターン:基本編
では実際に3拍子のリズムパターンの見ていきたいと思います。
まずは基本パターンから見ていきたいと思います。
なお、Cubase上の設定を3拍子に変更するには、画面右下の拍子設定の3/4にすると3拍子になります。

右側の4は4分音符、左側の3は「3つ分」。つまり「4分音符が3つ分入る長さ」を表します。
基本のパターン①
まずは3拍子の基本パターンを紹介していきます。
以下パターン表です。4拍子の場合、アクセントは1拍目や3拍目に来ていましたが、3拍子のアクセントは1拍目に来ます。
以下はサンプル音源です。長さが4小節で、上記パターン表を一度繰り返しています。
基本パターン② ハイハットで刻む3拍子
次はハイハットを8分で刻んだパターン、こちらも様々な場面で利用される3拍子の基本パターンです。
先ほどのパターンに比べ手数も多く、ベロシティを変化させることでより実用的なパターンになっています。
・サンプル音源
裏を使用したリズミカルな3拍子
4拍子と比べ聞きなれていないせいか、若干軽快さに欠ける印象の3拍子ですが、パターンによっては軽快なノリを作り出すことができます。
ベロシティを変えつつ、裏拍にスネアを加えるとリズミカルで軽快なリズムを作り出すことができます。
終わりに
以上が3拍子のリズムパターンでした。
本書ではもっと詳しく3拍子のリズムパターンの作り方について紹介してます。
もし3拍子の楽曲を作る機会があれば参考になる情報が記載されているのでお勧めです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。