
この記事では「業界標準」と呼び声高いソフトウェアサンプラー「KONTAKT」のおすすめポイントと使い方を紹介します!
本記事の内容
・KONTAKTの他のサンプラーにはないメリット
・「KONTAKT PLAYER」は「KONTAKT」の機能制限版
・「KONTAKT」の購入はNIのバンドル製品の「KOMPLETE」の購入がお得
「KONTAKT」のおすすめポイントを一言で説明すると、「超沢山のインストゥルメントを動かすことができる」に尽きると思います!
後で詳しく紹介しますが、2500を超えるインストゥルメントの動作環境として機能し、ピッチ変更やローカルファイルの取り込みなどサンプラーとしての機能も充実しています。
特におすすめな方としては、生楽器を楽曲の中で使用したいと考えている方です。
KONTAKTはサンプラーだけあって、対応するインストゥルメントに、生楽器の音を取り込んだものがとても多いです。
そういった内容について、詳しく見ていきたいと思います!
業界標準のソフトウェアサンプラー『KONTAKT』とは
「KONTAKT」とはNative Instruments社(以降NI)のソフトウェアサンプラーです。
2002年の発売以来バージョンアップを重ね、2020年4月の最新は「KONTAKT6」です。
以前同じくNI社のドラムサンプラー「Battery 4」の紹介をしましたが、同じサンプラーでもBattery 4とは得意とする機能が明確に異なります。
Battery 4ではドラムパッドに音を呼び出して鳴らす、といったものですが、KONTAKTは数あるサウンドライブラリを鳴らすためのプラグインです。
例えば作曲家でありピアノストのNils Frahmのグランドピアノの音色を再現したサウンドライブラリの「NOIRE」。
こちらは単体で購入しても音は出せず、『KONTAKT』上で呼び出すことで初めて使用することができます。
そして『KONTAKT』が業界標準と呼ばれる最大の理由としてサウンドライブラリの豊富さがあげられます。
NI社公式だけでも約600種類、公式以外の第三者製品として2000を超えるサウンドライブラリが存在します。
サウンドライブラリのジャンルも多岐にわたり、シンセ、アコースティック、エフェクトなど様々です。
個人的に気になっているのはリバーブエフェクトとして評価の高い「REV」です。トレーラームービーがかなり素敵です。
『KONTAKT』と『KONTAKT PLAYER』の違い
『KONTAKT』には、無料版の『KONTAKT PLAYER』が存在します。
その違いは様々です。まず動作するサウンドライブラリに違いがあります。
NI社製品はKONTAKT、KONTAKT PLAYERどちらでも動作するものが多いですが、第三者のサウンドライブラリだとKONTAKT PLAYERだと動作しないものも見うけられます。
例えば以下のオルゴール音源「Dual Music Box」はKONTAKTでしか動作しません。
その他機能的にもKONTAKT PLAYERだと編集などの機能が一部制限されているほか、KONTAKTを購入すると付属している55GBを超えるサウンドライブラリもKONTAKT PLAYERだとついてきません。
したがってKONTAKT PLAYERはあくまでも無償版、KONTAKTのお試し版、という位置づけのようです。
『KONTAKT』の購入は『KOMPLETE』が断然お得!
KONTAKTですが、もし購入を検討している方であれば、NI社のインストゥルメントやエフェクトがセットになった「KOMPLETE」の購入がおススメです!
その理由としては、KONTAKT単体を購入するより、金額的に断然お得に購入できるからです。
KONTAKT単体の定価は¥53,700ですが、KONTAKTを含む60以上のインストゥルメントやプラグインシンセがセットになったKOMPLETEでも、定価が¥72,400とかなりお得な値段設定となっています。
NATIVE INSTRUMENTS ネイティブインストゥルメンツ/KOMPLETE 12
なお、現在のKOMPLETEの最新バージョンの「KOMPLETE 12」の場合、KONTAKTに加え、最新のソフトシンセサイザー「Massive X」もセットになっているのですが、このMassive Xがかなり高音質&多機能でめちゃくちゃおすすめです!
あと個人的におすすめなのはKONTAKT上で動作するピアノ音源の「THE GIANT」。
ベーシックな音からリバーブの深くかかったサウンドまでオールマイティに出すことができるので気に入ってよく使ってます。
ちなみに「Massive X」が単品で¥26,800、「THE GIANT」が¥13,400なので、ここに「KONTAKT」の金額を加えると¥93,900と、この時点でKOMPLETEの価格を2万円近く超えているので、どれだけお得かお判りいただけると思います。
ただ、KOMPLETEにはSELECT、通常版、ULTIMATEとグレードに分かれ、それぞれのグレードで含まれる製品の数が行るので必要に応じたグレード選びが必要です。
それぞれのグレードの主な違いについては以下の記事で紹介していますので、気になる方はチェックしてみてください!
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2020年シンセサイザーバンドルの決定版!!KOMPLETE12のメリットと選び方を紹介
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おわりに
ここまでソフトウェアサンプラー「KONTAKT」を紹介していきました。
僕自身まだまだ使用期間は短く、これから使い倒していきたいと思っていますので、使い方についても紹介していきたいと思っています。
また、KONTAKTはサウンドライブラリを動作させるだけでなく、ループさせたりピッチを変えたり使用の幅は広いソフトウェアなので機能についてもまとめて紹介できたらと思います。
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。