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2020年シンセサイザーバンドルの決定版!!KOMPLETE12のメリットと選び方を紹介

kamotani
NativeInstrumentsのKOMPLETEについて紹介します!

この記事ではNative Instruments (ネイティブ・インストゥルメンツ ※以降NI)社の人気サウンドライブラリバンドルである「KOMPLETE」の購入するメリットと各バージョンについて紹介します!

 

 

 

DAW初心者あるあるですが、DAWによる作曲を始めて数か月すると、付属のプラグインシンセ・インストゥルメンタルに満足できなくなってきます。

 

「もっといい音のインストゥルメンタルが欲しい」「自由度の高いシンセが使いたい」などなど。

 

ただ、世に出回っているプラグインシンセやインストゥルメンタルは種類も膨大で、自分が求めているものを探すのも一苦労です。

 

そういった方の選択肢の一つNIのKOMPLETEという製品を紹介したいと思います!

 

DAWによる曲作り、特に電子音楽では「定番」ともいえる製品が沢山バンドルされたシリーズですので検討中の方も多いのではないかと思います。

 

ただ、決して安い買い物ではないので、この記事が購入を検討されている方の判断材料一つなれば幸いです!

 

なお、この記事で紹介しているのは2020年1月の内容になります!

 

プラグインシンセサイザーはバージョンアップも頻繁に行われるため、バージョン等確認したうえ参考にしていただければと思います。

 

当記事でとりあげるバージョンは『KOMPLETE 12』となります。



KOMPLETE』がおすすめなのはこんな人

こんな方におすすめ

  • NIの気になる製品が2点以上ある
  • 電子音楽(EDMやアンビエントなど)の制作に適したプラグインシンセサイザーなどを探している
  • KOMPLETEの購入を検討しているがどのバージョンを選べばいいか分からない

先にも少し紹介しましたが、『KOMPLETE』とは、NI社の製品であるプラグインシンセサイザー、インストゥルメンタルをはじめとしたサウンドライブラリ、エフェクト、エクスパンションサウンドパックなど大量の音源を1つにパッケージングしたバンドル製品です!

 

分かりやすく説明すると「いろんな音源やエフェクトが収録され1つにまとめられ、お買い得な価格購入できるパッケージ商品」です。

 

ちなみに、NI社の製品はEDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)の傾向が強いイメージがありますが、使ってみたら全然そんなことないです!

 

もちろんEDM的な音は多いですが、それ以上に音の幅は広く、僕はアンビエントを主に作成していますが、使える音のアイデアはかなり多いです。

 

ただ、誰にでもおすすめかと言えばそうではなく、バージョンもよりますが『KOMPLETE』に収録された音源数はかなり多いため(最上位のULTIMATE Collector’s Editionになると90,000以上のサウンド、900 GB以上)、ある程度明確な目的がないとその量の多さに持て余してしまう可能性もあります。

 

特に最上位のULTIMATE Collector’s Editionだと20万円を超える高額な製品なだけに、「とりあえず上位バージョン」をいうよりはご自身の必要にあったバージョン選びをおすすめします。

 

バージョン別の収録製品はこちらから確認できます。

 

各バージョンの選び方についてもこの記事のなかで触れてきたいと思います。

 

『KOMPLETE』のメリットとデメリット

『KOMPLETE』にパッケージングされた音源の数々はホストアプリケーションのように楽曲づくりに必ずしも必要、というわけではありません。

 

ただ、ホストアプリケーション付属の音源では物足りない!という方や、外部プラグインシンセサイザーは数が多くてどれがいいのか分からないのでとりあえず一式欲しい!といった方におすすめです。

 

また、プラグインシンセサイザーは数多くありますが、『KOMPLETE』のおすすめポイントとして「デモ製品の豊富さ」が挙げられます。

 

僕の場合、Cubase付属のプラグインシンセサイザーを使用していたのですが、音がチープなのと操作性もいまいち分かりやすいと思えず、自分に合ったプラグインシンセサイザーを探していたところ、「Massive X」のデモ版を見つけ試奏を行い、付属のものとの音の品質の違いにびっくりして(これは本当に衝撃でした。。)検討しはじめ、結果購入に至りました。

 

以下、「Massive X」の製品ページです。こちらからデモ版のインストールが可能です。

 

「Massive X」以外にも主要なシンセサイザーにはデモ版がダウンロードできるので、今はKOMPLETEの購入を検討されていない方でも、現行で使用しているシンセサイザーなどに不満がある方はデモ版の試奏をおすすめします!

 

あと、バンドルされた製品のほとんどに日本語の取扱説明書やチュートリアルが存在します!このメリットは意外に大きいです!

 

DAW上級者の方になると初めて使うシンセサイザーでもある程度の使用方法は理解できるかもしれませんが、不慣れな人にとってはどれをさわっていいやら分からないと思います。

 

※僕自身はドラム音源の「BFD3」を使用したとき、取扱説明書が英語しかなくかなり苦労しました。。

 

しかしNI社の主要製品のほとんどは取扱説明書やチュートリアルページが設けられているので、初心者の方でも使いやすく、シンセサイザーを使うための足掛かりにも最適だと思います。

 

デメリットとしては、先にも紹介したように、全体的に操作性や音が電子音楽寄りになるため「リアルなバンドサウンド」の楽曲を作りたい、という方はドラム音源に物足りなさを感じる可能性があります。

 

僕は通常版のKOMPLETEを所持しているので、「STUDIO DRUMMER」をはじめとした生のドラムの音を録音した音源は入っているのですが、「BFD3」と比べると設定できる項目は少なく感じます。

 

そこまで生のドラムサウンドにこだわりがない方は問題ないと思いますが、そうではない方はデモ音源を確かめたうえで検討するのがおすすめです。

 

各サウンドライブラリはデモ音源が用意されており、各製品ページにて視聴が可能です。

各バージョンの違いと自分に合った選び方

『KOMPLETE』には有料の4つのバージョンと、無料版の「KOMPLETE START」が存在します。

 

「KOMPLETE START」は主要製品がバンドルされていないお試し版といった立ち位置です。

 

以下が有料タイトルの主要な項目の抜粋です。


※すべての機能比較表は以下に掲載されています。

上記のバージョンのどれを選べばいいか、という点に関してはおすすめなのは、各バンドルに含まれるデモ版を試奏やデモ音源を聞いて選ぶのがおすすめです。

 

僕の場合だと、以下を必要としていました。

 

①高音質かつ自由度の高いシンセサイザー

 

②設定項目が多く高音質のピアノ音源

 

①にぴったりだったのが「Massive X」。以下のページからデモ版のダウンロードが可能です。

 

デモ版が編集した音の保存こそできないものの、その他は製品版との違いもないため、Massive Xが気になっている方はぜひ一度試してみていただければと思います!

 

②の要望を満たしてくれたのがピアノ音源「THE GIANT」でした。こちらはデモ音源を視聴することが可能です。

この①Massive Xと②「THE GIANT」を気に入り、僕は72,400円の『KOMPLETE 12』の購入を決めました。

 

『KOMPLETE 12』に決めた理由としては、Massive XとTHE GIANT(THE GIANTの動作にはサンプラー「KONTAKT」も必要)の個別購入だと10万弱が必要なのと、

 

『KOMPLETE 12』購入後に『KOMPLETE 12 ULTIMATE』に購入したとしても、800円の差額しかなかったため、必要に応じてアップグレードできる、という理由からです。

 

このように、現在自分の制作環境に不足しているものから逆算して購入すると、バージョン選びに迷うことも少ないと思います!

 

購入後はNative Accessという、音源ダウンロード用のアプリケーションをインストールして、Native Access上でインストールやアップデートの管理を行います。

 

先にみたようにどのバージョンも大容量ですが、必要な音源を必要なときにインストールできるので容量的にこれはとてもありがたい!

 

僕がそうであったように、初めての外部シンセサイザー選びは迷うことも多いと思います。

 

重要なのは自分がどういう音楽を作りたいか、把握することかと思います。

 

そこがはっきりしていれば、目的に合ったシンセサイザーを選ぶ指標が作れるので意識して損はないと思います!

 

この記事がそんな方の参考材料になれば幸いです。

 

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。




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