リズム打ち込み入門

DAWで学ぶリズム打ち込み入門① ~リズムの基本を図解とサンプル音源で分かりやすく解説~

kamotani
DAWのリズムの基本について紹介します!

この記事では「DAWで学ぶリズム打ち込み入門」より、DAWのリズム打ち込みにおける最低限知っておきたい基礎知識を紹介します!

 

ちなみに本書では「Cubase」と「StudioOne」で読み込むことのできるプロジェクトデータをもとに分かりやすく解説してくれてます!

 

またCubaseかStudioOneを使用されている方はプロジェクトデータを編集することも出来るので是非おすすめです。

 

なお、2020年6月の段階ではKindle Unlimitedの対象タイトルなので、会員の方は電子書籍版を無料で楽しむことができます!

本記事では「DAWで学ぶリズム打ち込み入門」の中から基礎知識にスポットを当てて紹介していきたいと思います!

 

本記事の内容

・曲を構成する「小節」と「拍」の正体

・いいリズムを作るための「音符」の使い方

・テンポだけじゃなくジャンルも決める「BPM」とは

なお、この記事ではドラムのリズムをサンプル音源とパターン表で解説していきます!

 

それでは実際にその内容を見ていきたいと思います!



今更聞けないリズムの基本

①楽曲の基本単位『小節』とリズムを作る『拍』

DAWの世界だけではなく、音楽全般において欠かすことのできない要素の一つに「小節」と「拍」はあります。

 

小節はドラムのみならず、音楽を作るときの基本単位であり、楽曲とはいわばこの小節の連なりです。

 

「DAWで学ぶリズム打ち込み入門」では小節を「貨物列車の車両のようなもの」と例えてます(これとってもわかりやすい)。

 

以下は「小節」のイメージです。

そして上の図のリズムに入っているものが「拍」です。拍は「ビート」と呼ばれることもあります。

 

拍とは音の長さを決める単位で、通常は「4分音符」の長さが使用されることが基本です。

 

この拍には色々な種類があり、種類によって「長さ」が異なります。

 

ちなみに1小節の中に「8分音符」という種類の拍が8つ入っているものが、よく聞く「8ビート」というリズムです。

②リズムを作るのに欠かせない『音符』の理解

「音符」と聞くと、その名前からピアノなどメロディを奏でるために存在するイメージが強いですが、実は音符はリズム楽器にとってもなくてはならない存在です。

 

先に紹介した「拍」ですが、この正体がこの「音符」です。

 

音符というと音楽の授業を思い出してちょっと難しいイメージがありますが、実はとても簡単・シンプルです。

 

まず前提として「小節」の長さは決まっています。

 

その1小節分の長さの拍のことを「全音符」といいます。

 

そして1小節の中で2回鳴らす場合は2分音符、4回の場合は4分音符、といった具合に、分割していくごとに数字も増えていきます。

なお、上記は基本となるものを抜粋しているので割愛してますが「付点音符/付点休符」という長さが1.5倍になる音符/休符も存在します。

 

ちなみに8ビートは8分音符なので、1小節に拍が8つ入っているリズムです。

 

そして8つの拍すべて同じ音を叩くのではなく、低い音(キックドラム)や中間の音(ハイハット)、高い音(ハイハット)を織り交ぜることによって「リズム」を作り出します。

③裏拍を理解してリズムを操る

前章で「拍」の正体は「音符」である、と紹介しました。

 

そして拍には種類があり、その種類によって長さが変わるわけですが、ただただ小節に拍を埋めていってもリズムに「グルーヴ」は生まれません

 

このグルーヴを生むために重要な要素に、「裏拍」というものがあります(略して単に「裏」と呼ぶこともあります)。

 

通常のパターンのリズムに、この「裏拍」を入れるだけで、リズムに変化が生まれ、グルーヴを作り出すことができます。

 

以下は裏拍のない8ビートと裏拍を入れた8ビートの比較です。

 

裏拍があるパターン・ないパターンで聞き比べたとき、その違いが分かると思います。

 

・表拍のみ8ビート

・パターン表

 

・裏拍にキックドを入れた8ビート

・パターン表

 

・表拍のキックをなくし裏拍にキックを入れた8ビート

・パターン表

と、このように裏を入れたり表を抜いたりすることで、基本的な構造はほぼ同じ8ビートでも、裏拍を入れることで変化をつけることができます。

 

また、16分音符の裏拍を入れることでさらに分かりやすいリズムの変化を生むことも可能です。

 

・16分の裏にスネアを入れた8ビート

・パターン表

④音楽のジャンルと深い結びつき。テンポを決める『BPM』

DTMをしている人にとってはなじみの深い「BPM」。

 

このBPMは「Beats Per Minite」の略で、楽曲のテンポ(速度)を表す単位です。

 

例えば1分当たりの拍数が120の場合はBPMが120、1分当たりの拍数が80の場合はBPMが80、といった具合です。

 

たかが速度と思いがちですが、音楽のジャンルのリズムパターンは、グルーヴを出すのにふさわしい速度があります。

 

速度一つで雰囲気も大きく変わってきますし、ダンスミュージックはその傾向が強い音楽です。

もちろん上記は参考値ですので、全てはその限りではありません。

 

ただ重要なことは、同じリズムでも速度で雰囲気が大きく変わることです。

 

実際にトラックを作っていけば分かることではありますが、BPM5の増減でもかなり大きな影響があります。

 

ドラムトラックを作るときは、自分がどんな音楽が作りたいか、よく理解しておくと大まかなBMPが決められると思います。



終わりに

ここまでドラムトラック作成の基本的な内容について紹介しました。

 

基本ではあるものの、応用することで様々なリズムが作成できることは間違いありません。

 

また本記事は「DAWで学ぶリズム打ち込み入門」で学んだ内容であり、本書ではCubase・StudioOneのプロジェクトを参照しながら学習できるので、これから打ち込みを学んでいく方にはピッタリの内容です!

 

AmazonのKindle Unlimitedにも含まれているタイトルですので、気になる方は是非手に取っていただけたらと思います。

 

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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