DAW 音楽関連知識

【随時更新】DAW用語を分かりやすく解説

kamotani
DAWの用語について解説します!

この記事ではDAWに関する用語の解説をします!

 

DAWで使用する用語は、一般的には使わないものも多く困惑する方もいらっしゃると思います。

 

そんなDAWの用語について調べた内容をCubaseや実際のプラグインなどの機能とともに紹介します!

DAW用語集

グリッド(Grid)

MIDI打ち込みでの小節や拍を区切っている線のこと。

 

Cubaseでは「スナップ機能」を使用することで、近くの場所をクリックしたとき、自動でグリッドの真上にフォーカスできます。

グリッピング

トラックの音量レベルが0dBを超えてメーターが赤もしくは黄色に点滅する現象のことを「グリッピング」と呼びます。

 

グリッピングはノイズの原因になるため基本的には避けるようにしましょう。

サンプラー

外部の音を録音して鳴らす「サンプリング」のための機器。

 

サンプリングの対象はドラムやボーカルなど様々で、サンプリング手法も録音したものを切り貼りして再構築するなど多様な手法が存在します。

 

ソフトウェアの世界では有名なものにKONTAKTなどが挙げられます。

ディーエーダブリュー・ダウ(DAW)

Digital Audio Workstationの略です。

 

その名の通り電子音楽をための作曲・録音・編集ができる総合ツールです。

 

具体的にはCubaseやStudioOneなどのホストアプリケーションを指します。

ディーティーエム(DTM)

Desktop Musicの略です。

 

DTMと同列で語られることがありますが別物で、PC上での音楽作成行為全般を指す和製英語です。

ティック(Ticks)

MIDI打ち込みでの最小単位を「ティック」と呼びます。

 

「分解能」とも呼ばれ、「1拍をどれくらいの細かさに分割するか」を表します。

 

このティックの厄介なところはDAWごとに分割数が違う、という点です。

 

Cubaseの場合は16分(1ディビジョン) 120ティックスです。

 

なおティックス数は編集>環境設定>MIDIから変更することも出来ます。

ノート(MIDIノート)

ノート、または、MIDIノートとは、MIDIコントローラーなどの入力機器によって記録された入力信号です。

 

プラグインシンセサイザーやソフト音源は、このノートをもとに出力を行います。

 

MIDIイベントとも呼ばれます。

パート(MIDIパート)

パート、または、MIDIパートとは、ノートを有効にする範囲です。

 

パート内のノートは出力対象となり、逆に、パート外のノートは信号と認識されず出力されません。

パラアウト

parallel output(パラレルアウトプット)の略です。

 

パラアウトとは、ドラムセットの個別の音(ハイハット、スネアなど)をトラックごとに分ける機能のことを言います。

 

この機能のメリットは、エフェクトなどをドラムセット全体ではなく個別のドラムにかけることが可能な点です。

 

またトラックの見通しもよくなります。

パンチイン・パンチアウト(Punch Out/Punch In)

自動録音の開始(パンチイン)と終了(パンチアウト)のこと。

 

Cubaseの場合、この機能を有効にするとパンチイン位置とパンチアウト位置が設定できるようになり、再生したときパンチイン位置に差し掛かったら自動で録音を開始し、パンチアウト位置に差し掛かったら自動で再生が終了します。

 

もちろんパンチインのみ、パンチアウトのみ適用するといったことも可能です。

ヒューマナイズ(ランダマイズ)

ドラムなど特定のフレーズを繰り返す場合、ただただ繰り返すだけでは聴く側はマンネリ感を覚えます。

 

そんな時にノートを少しずらして人間が演奏している感じを疑似的に作り出す機能をヒューマナイズ、またはランダマイズと呼びます。

 

Cubaseなど各ホストアプリケーションはこの機能を搭載しており、どれだけ「ずらすか」を調整する機能もあります。

ブイエスティー(VST)

Virtual Studio Technologyの略です。

 

VSTとはプラグインの形式のことを指し、DAWによって対応・非対応とあります。

 

VST形式のプラグインはかなり多数あります。

 

その他の形式としてAU (Audio Unit)などがあります。

ベロシティ

ベロシティとは、MIDIにおいて音の大きさ(強度)を表す数値です。

 

数値が小さければ音も小さくなります。

マルチティンバー音源

「マルチティンバー音源」とは複数の楽器の音色を鳴らすことができる音源のことです。

 

有名なものでいうとNative Instruments社のソフトウェアサンプラーの「KONTAKT」やCubase内臓の音源ソフト「HALion Sonic SE」などが挙げられます。

 

マルチティンバー機能を使用するメリットは、当たり前ですがいっぺんに複数の音色を出せることです。

 

CPUの負荷が落ちる、という点に関しては、多少は負荷は落ちるものの劇的な違いはないようです。

 

デメリットとしては、複数の音を別で出す場合、インストルメントトラックと別にMIDIトラックを作成する必要があり、トラック数が増えてしまう。

 

当然トラックを作成し、設定等する手間も生まれます。

ミディ(MIDI)

MIDIとは「Musical Instruments Digital Interface」の略です。

 

言葉だけではなんのこっちゃという感じですが、電子楽器同士を接続するための世界共通規格です。

 

MIDIコントローラーを使ってPCのDAWソフトに音楽信号を送信するためには、この規格のケーブル(MIDIケーブル)をつないであげることで、PCが信号として認識することができます。

4つ打ち

ハウスやテクノなどでよく使用される「1小節内に4分音符のキックドラムを4回鳴らす」のが基本のリズムパターンの一つ。

 

また、裏拍にスネアやハイハットを加えることで違ったグルーヴを出すことが可能です。

 

詳しい作り方など以下の記事で解説しているので興味のある方はチェックしてみてください!

DAWで学ぶリズム打ち込み入門② ~打ち込みで作る自然な鳴りの8ビート~

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